私の議員としての行動指針私の行動指針2002年バージョン


           私の行動指針2002年版(スターウォーズ風) 2002.3.17
           =主に一人選挙の理由=

 

A little time ago and now in a city far, far away....

1945年8月、大日本帝国は崩壊し、民主日本国となった。しかし官僚制・天皇制は存続し、人任せ・お上依存症の国民の意識もあまり変わらなかった。
かつての軍備拡大日本は経済拡大日本となり、急速に経済成長は遂げたものの民主主義の根本である自己責任、自己決定に基づく個人主義が育たないまま、時と共に政治は様々な既得権益集団に支配され情報操作をされていた。
国民は税だけを納め、政治参画の道を閉ざされ新奴隷制度の中で生かされる事となった。
1999年4月、多くの「無党派」と言う名の奴隷から
高橋しんすけという一人の地方議員が生まれた。
彼は政治の本質が税の分配である事を見抜き、納税者主権を叫び、独り選挙を行い、既得権益集団から税を取り戻し、税の恩恵を多くの市民が享受出来る為の戦いを始めたのであった。


 

Prologue     常識に対する挑戦

Episode I    消去法の選挙! 〜ナニをどんなふうにやったか?

Episode V   消去法の議員!〜ナニをヤルか?

Episode IV   しなやかに、したたかに!〜どんなふうにヤルか?

Episode VII   ヤル自分をどのようにして見てもらうか?

Episode VIII  そして、とにかく!!!

 


常識に対する挑戦

プロローグ  Prologue

1. 教科書通りでガラス張りの民主主義を実行したい!

2. それには従来の政治はもう古い!役に立たん!

3. そのために、選挙突破という第一歩において既に、従来の選挙手法には敢えて逆らってみる! (というよりも出来る事が限られる。京都生まれ、京都育ちで、結婚後、枚方に住んだので友人,知人が全くいない。一人で行動するしかないという状況)

 

→ 40万市で、独り(一人)で選挙を突破したい!

→ 議員の仕事と言われてきた 「行政と市民のパイプ役」論、「ドブ板議員」論をツブシタイ!

現在の政治は、再構築が必要となっている(と言われて久しい・・・)。それは私にとっては中学校の公民で習う「教科書通りの民主主義」。これはシンプルでわかりやすいモノだから、本来素人にだってできるはずだし、選挙だって独りでできるはずだという確信があった。

選挙は大小の集団の力を借りて、人の繋がりを中心に・・・又は地盤(組織)・看板(知名度)・カバン(カネ)が必要という従来の公式通りにやってる間は「何も変わらない」んじゃないかという直感に従って、ことごとくこれらに逆らってみようと思った。これしかできない状況であったというのも事実だが・・・

教科書通りの民主主義ならば、議員は審機関であり、従来の「パイプ役」や「手柄」や「ケタクソ」からも無縁な存在でいられる。「市民が主役」・「市民の手による市政」・「市民参加」は、お題目ではなく、最早実質当たり前のこととなる。根幹(市長・議員・市民の意識)を変えなければ、こうした結果としての「市民への現れ方」は、結局は行政の「看板」・「お題目」・「言訳」であり続けるのだから、私は根幹から変えていきたいと思ったし、今もそう思い続けている。

教科書どうりの議員を簡単にまとめると、「私はこの方向で審議し判断します!」→「私に任せて」→「選挙」→「思うところを議会で判断・提言」。市長・議会と市民とにギャップがあれば市民側から「陳情・要望・苦情」→「請願」→「直接請求」→「住民投票」というところでしょうか。

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消去法の選挙! 〜ナニをどんなふうにやったか?

エピソード I 見えざる脅威 Episode I: The Phantom Menace


1. 議員になったら自分が考えている行政と議会(枚方市全体)の問題点に集中したい
2. そのために、集票を特定の地域や団体の「世話」にならずにやりたい
3. そもそも、お金ない・知名度ない・組織ない・地域の知りあいほとんどいない
4. だからスタッフいない・事務所置けない・カンバンない・選挙カー使えない・選挙ハガキ出せない・チラシ撒けない・電話かけられない・ポスター貼れない・家族の応援もない・そもそも名簿もない・・・ナイナイ選挙しかナイ
5. 尚且つ、厄介な事に近所(200メーターの距離)に非常にパワーと魅力のある女性 の市民派議員(池上典子さん)がいる。
(選挙では私にとってはダースベイダー?)


→ 約2年間かけて日常の仕事をしつつ朝の「駅立ち」だけで「独りで」やる姿を見せる。姿かたちを見てもらう。オーラを感じてもらう。(「心より出でて形に入り、形より出でて心に入る」 世阿弥元清)

    駅立ちでのアピールは、
      当時〜オンブズマン・環境問題・他市の市民議員報告・新聞記事など
      ・現在〜
市役所社会主義共和国(公務員世界)の異質性税の分配の異常さなど

→ 選挙中はシルバーカー(選挙ウォーカー)を押し、くずは地域(人口約7万人)のみ集中的にまわる。(戦力の集中といえばカッコイイが一人しかいない 当然一人でなにもかも・・・おのずと限度がある)

→ 選挙で一番困るのはポスター貼り。外部委託する。(約570ヶ所、10万円で委託)

 

私は枚方市では寝に帰るだけのサラリーマンだった。地域の知りあいも全くない中、家族の助けも借りず(妻は共働きで忙しい)ほんとに独りだけでやったら、実質178,750円なりで済んでしまった。

一人の力が弱いことは十分承知の上で、唯一の武器である情報の収集や分析(地域の分析・競合議員の分析・他市の選挙調査)は必死でやった。調査・分析を続けていると自分の座標軸が見える。やり方がわかる。

 

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消去法の議員!で、メデタク選挙を突破して〜ナニをヤルか?

エピソード V 帝国の逆襲 Episode V: The Empire Strikes back

1. 教科書通りでガラス張りの民主主義を実現したい
2. 議員は、任期である4年間に成果を出さなければならないという認識がある
3. そのためには、特定の地域や団体の利益の代弁に時間を割けない


→ 枚方市全体にかかわることに集中する〜情報公開、財政問題、労使問題

本気でやればやるほど、時間はかかる。金もかかる。私は2年かけてようやく少しわかってきた。まだまだわからんことは多いけど、ポイントは掴めたと思う。

次回当選する保証がまったくない(100%基礎票がない)というスタンスは、金なし人脈なしの議員の弱い所でもあるけど、同時に何よりも強いところ。現職になっていまだに名簿も無い。動力のないヨットのようなもの、無党派の風を受け損なったらそれで終わり。

 

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しなやかに、したたかに!〜どんなふうにヤルか?

エピソード IV 新たなる希望 Episode IV: A New Hope

1. 議会のメンバーである以上、自分だけが正しいと孤立しては全体を変えることは不可能
2. 少しでも方向性を同じくする人が増えることによって、突然、全体が変わる


→ 絶えず環境醸成を図る、出来れば会派を作る、そして常に市民議員の育成。(決して、決して市民派同士の競合を恐れてはならない。個々違ってアタリマエ。情報公開の一点だけでも議会は変わる。)


市民議員が陥りがちな「孤立」は、議会や行政の流れを変えるという目的から見て避けなければならない。議会は議決のために動く。しなやかに、したたかに、ふところ深くやりたい。選挙で選ばれた議員はある意味で全て正しい人たちだ。利害がともなわない事については賛成も得られやすい。唯我独尊に陥らず、絶えず環境醸成をはかる。現在、多数決の結果からは成果としては多くはないが、賛否の数、あるいは議決には現れない水面下の動きを見ていると、少しずつではあるが確かに何かが変わって来ていると認識している。

会派については、枚方では3人以上で会派を作らない限り「代表質問ができない」「予算、決算で質疑が出来ない」「各種委員会の情報を網羅できない」など不利も被るので、同じ方向性(情報公開だけでも)でできる人とは会派、または協力体制を組む。

市民議員が議席の1/4(欲を言えば1/2)を占めれば議会のバランスはずっとよくなる。市民議員を目指す人をいろんな形でバックアップしたい。

 

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ヤル自分をどのようにして有権者に見てもらうか?

エピソード VII 有権者への宣伝 Episode VII: Campaign

1. 仕事の公開(プライバシーの非公開)
2. 報酬の公開(私的出費の非公開)


→ 公の領分はテッテ的に公開!特にお金の流れの透明化!

プライバシーはプライバシー。だが議員としての仕事その対価である報酬ついてはテッテ的に公開する。

現在の私の市民への発信の具体的手段は、駅前報告・駅前チラシ・ホームページ・議員報告(地域配布版)です。その他、議会議事録が私の仕事の公式記録。

 

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そして、とにかく!!!

エピソードVIII 有権者の復讐 Episode VlIII: Return of the constituent

とにかく、とにかく、議員は選挙でもって選ばれるしかない。


→ 徹底的な情報公開・情報共有・お金の流れの透明化が基礎、基本!!

   既得権益集団主権から納税者主権への立場を貫き、税の分配権を奪取する

    多くの納税者が享受できる投資的経費比率もアップする・・・・・・

(最終的には「市長」という行政の最高権限にチャレンジすべきだと思う。そうすると行政の事をもっと、もっと勉強するようになり視野も広がる。人間的にもフトコロ深くなる。・・・かな?)

   

※ 思わぬ結果も :99年の選挙では日本初を3つもやったそうだ(結果的にそうなっただけ)。 1つ目は完全一人選挙の達成。 2つ目は40万市の議員選挙で実質178750円の選挙費用で当選。 3つ目は同一地域(家が約200メーターの距離)から市民派ダブル当選(池上典子議員と)。・・・古参の議員からはゾンビ議員(存在するはずがない議員)との尊称?をいただいた。いずれ立場は逆転する。・・・はず。

 

・・・独りの選挙、その後の議員活動(お仕事)、多忙なりに充実、しかし、ときどき「ああっもうこれが限界かっ」と頭かかえることもしばしば・・・いったい行政も議会もどうなってるんだ!!政治の事に無関心であったサラリーマン時代の自分が恐い・・・それだけに、知らない・知る時間もない方達から託された想いの重さを感じつつ、今日も駅に立つ。戦いは続く・・・




                  
          サービスパック2006

※ サービスその1: 選挙を「営業」として考える。(2003・4)
営業手法としてランチェスター戦略の導入   おすすめ図書 「そうなのか!ランチェスター戦略がマンガで3時間でマスターできる本」 明日香出版社  著者 田岡佳子  1300円  初版 2001・5・1

※ サービスその2: 選挙を考えた初期の具体について(2006・10)

その方のコンセプトが正しいという前提でお話します。

議員になって8年目になりますが、この間、様々な所から「一人選挙」についての講演で訪問いたしました。
結果、立候補をされ、当選された方は1割ほど、次点の方を含めて2割弱という極めて生存確率の低い選挙法です。言葉を変えれば大変厳しい選挙法です。(はっきり言って「特攻」です。「神風」です)

私は40万人ぐらいの規模(当選必要票数2500票以下)ならば地域差にあまり関係のない有効な選挙法だと考えています。
しかし、私も含めこの選挙手法も一部入れながらも、当選された方の共通項を見ていきますと次のようになります。

まず現地特性は充分理解する事が絶対条件です。(現場、現地は様々です。臨機応変が求められます)

例えば、基本部分として有権者数、投票率、地区別投票者数、住民の年齢別構成比、市の産業比率(サラリーマンの度合い)、40年前人口と現状(新興住民の度合いを見ます)、現議員の党派別構成比、年齢別構成比、前回の選挙結果と選挙公報、駅周辺又は住居地の雰囲気、チャンスがあれば現職議員の話(参考にとどめる)、住居地の政治状況、政治の争点はまず把握しなければなりません。(役所の選挙管理委員会で多くの資料:選挙公報や市政概要や統計書などはもらえる。又はもらえない所は必要部分をコピーする)

出ようとする街の3次元座標軸に自分の置かれた位置を明確につかむ必要があるように思います。
そして客観的に自分を素直に評価できる事が必要です。

顔の表情、姿勢、話し方(社員教育における接遇訓練)など、常識的にヘンなところがない事は有権者には安心感につながります。私は常に、信頼される一流のホテルマンや銀行員をイメージしました。

まったくの他人の人々から自分の名前を書いていただくには少しでもヘン(変)と思われる事は選挙で選ばれないという事です。
そこまで出来ていて、尚、人の2倍の熱意を持ってようやく4割程度の当選の可能性に高めていく事が出来ると考えます。

私は枚方市(住んでいるくずは地域)においては知り合いも名簿もないので駅立ちを中心とする手法を取りました。過ぎ行く人達は私を数十秒見て行かれるだけですが、私の声と表情も同時に見て行かれます。その事を繰り返すうちに私に慣れてこられます。慣れてこられますと、言っている事も少しづつ、賛否は別として理解いただけるようになりました。(潜在意識に入り信頼関係の醸成)      
そこからがようやく始まりです。

それでは、小さな市場で圧倒的、又は確実なシェア(ゲリラ戦)を目指してください。

ご健闘を祈ります。

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