ざっくばらん談話室(09.5.7までの過去ログ)


09.05.07 (木) 
                          
                           関東葬儀雑感

連休の前半に親戚の不幸があり関東へお葬式に行ってきました。
場所は埼玉県谷塚(やつか)にある聖典谷塚です。

斎場と火葬場が併設されているところで、午前11時に始まった告別式では、親族の焼香は椅子に座ったままで移動式の焼香台が廻ってきて焼香します。喪主も親族も立つことは一切ありませんでした。

40分ほどで告別式が終わり、やおら坊さんが立ち上がり、親族に対するねぎらいの挨拶後、直ちに、そのまま初七日の法要となりました。(合理的ですね)
初七日のお経は15分ほどで終わり、出棺の準備に入ります。お棺の中をお花で満たすのは同じです。
関西では見かけなくなりましたが、頭の方を2ヶ所、足下を1ヶ所、お棺の蓋に釘打ちをしました。

喪主さんの挨拶のあと、お棺を宮型(ワゴンタイプでない)の霊柩車に乗せます。
霊柩車は200メートルをほど走り、敷地内の火葬場につきます。参列者は歩いて火葬場に行きます。随行車もないのでエコです。お坊さんは棺を炉にお入れしたらここまでで終わりです。

炉にお入れしてから、告別式場にある「お清め室(休憩室)」まで歩いて戻り、茶菓子で一服します。(タバコは外です)
50分ほどで火葬場に戻り骨拾いをします。炉から出てきたお骨は、係員の方が、ちりとり型の大型ステンレス製バケットに入れて親族が集まっている収骨室に持ってこられます。そこでお骨の状態などを説明されながら骨拾いとなります。お骨は全て骨壺に入れます。

お骨拾いを終え、1時過ぎに、再度、「お清め室(休憩室)」に歩いて戻り、食事、談話のあと2時過ぎに終わりました。

お葬式には地域の特性というものがあります。関西ではお清め塩やお棺の蓋の釘打ちなどは少なくなりました。
しかし、今回の葬儀は合理性という点では見るべきものがあったように思います。お葬式には地域文化を感じます。
09.04.20(月)


                          久々の談話室

19日の日曜日は久々の日曜感覚で過ごすことが出来ました。

北の新地に「樽」(たる)というバーがあります。バーテンダーさんは和田幸治さんというバーテンダーの神様!

和田さんと聖地山崎へ   

神様のお誘いで、日本ウイスキーの聖地!サントリー山崎蒸留所へ行くことが出来ました。
一般コースの蒸留所見学のあと、サントリーのTHE顔でおられる輿水(こしみず)チーフブレンダー(世界におけるウイスキーの神様)による特別セミナーを別室でお受けしました。聖地で神様に囲まれ感激!!!心にしみる勉強をいたしました。

左からシェリー、ミズナラ、ホワイトオークの樽で出来たウィスキー!一番うまいのはミズナラ! 

  
 神様の二人!左が和田の神、右が輿水の神! 日本ウィスキー界の両巨頭の対談

多くのお話のなかで、蒸留所が山崎に決まるまで、最有力候補地が枚方であったことを教えていただき驚きました。サントリーが枚方で開業されていたら、枚方の歴史も変わっていたかもしれません。

日本で初めてのウィスキー樽1924年製    樽に囲まれて

和田セミナー参加者には、東京から上場企業の食文化担当事務局長さんや美人の秘書さん、病院の医長さんとご一緒しました。

山崎1984を手にして (手にしただけ、なんと一本10万5千円!!!)  ほかのお土産をいっぱい買ってしまいました。

聖地、山崎蒸留所には全国から交通費や宿泊費を使ってお参りにこられます。私の住む枚方楠葉は聖地の対岸にあります。皆さんも時間があれば聖地詣でに参りましょう。

サントリー山崎蒸留所は見学無料です。
08.05.23 (金)

  議会会派 改革市民会議=別名:枚方ガラパゴス諸島会派


 ガラパゴス諸島とは:南米エクアドルの西約900qの太平洋上に浮かぶ19からなる火山群島。各大陸とは隔絶された独自の進化をと遂げた固有種が多く存在する。天敵になるような大型の陸棲哺乳類が存在しない。
世界遺産第1号であるが2007年5月にユネスコは危機遺産に登録。


読み替えますとこうなります: 改革市民会議は、枚方市役所本館4階の階段を挟んだ一番端にある議会会派。、各会派とは隔絶された独自の進化を遂げた高橋、池上、伏見各議員種が存在する。ボスのような議員種は存在しない。周りからは絶滅種会派(当然のことながら本人達にはその自覚はない)に登録。おまけに酒もタバコも偏愛する種が多く、総じて寿命は短い。

こんな所でしょうか。・・・

誰ですか!腹を抱えて笑っているそこのお方!・・・事情通ですね・・・

以前は東西文化の交流の場として、多くの行政マンや議員が来られ、シルクロード会派とも言われておりました。今も凶悪種が存在しない事から、安心して見学に来られる方々で賑わっています。
全国の議会を見ても、類似会派の存在は見あたりません。

枚方の文化観光もこれぐらいのユーモアで仕事ができんのかなと思う。おもしろい市になると思うが・・・

さて、まじめな話、会派の10年、、様々な歴史を経て、たどり着いたのが義理と人情の一本道、市民のためには行政職員から嫌われながらも行財政改革を進め、情報公開は当然のこととして全てオモテで処理し、決して悪さをしないのがガラパゴス諸島会派の面目躍如と言ったところか。


 で、お待たせ!今回の議会役選評反省篇

2003年4月の市議選挙後、、議員構成が大きく変わり、2007年4月の選挙で議会の流れは決定しています。ガラパゴスといえどもそれぐらいの認識はしていました。しばらくすると議長は4期以上から、副議長は3期以上からという古式ゆかしい時代は変わらざるを得ないとも認識していました。
昨年の正副議長選挙では、従来通り4期目の大隈議長(公明)に、3期目の榎本副議長(自民)に粛々と同意しています。
ただ、会派としては議会大変動は来年から、と読んだのが大きく外れました。

当初、今年度の議会は、最後の古式ゆかしい4期の議長と3期の副議長として、公明の小野議員と民主の西田議員が選ばれると予想し、その時は例年のごとく粛々と賛成することに決めていました。

もちろん、我がガラパゴス会派としても何が起こるかわからん時代ですので、3期の公明議長、3期の民主副議長との組み合わせ、3期の公明議長、2期の民主副議長の組み合わせも視野に入れておりましたが、議会運営上それは来年度以降と古式ゆかしく予想していました。

今回の議長選出馬は共産党さんの西村議員(6期)と清和会さんの千葉議員(4期)、それに公明さんの小野議員(4期)の3名が出馬してこられると予想していました。
ところが、イザふたを開けると、なんと公明さんは3期のエース出井議員が突然出てこられたので混乱し、えー、ちょ、ちょっと待って!ウチにも4期の池上のりこ議員がおるねん・・・とあわてて札を入れたんです。(静観してたら良かったんですけどスジですので。それと一寸の虫にも五分の魂とも申します)

ところが、ところが、ガラパゴス会派の歴史の中で、正副あわせても議長選挙に札を入れたのは初めて!!おまけに根回しも一切なし。・・・札を下ろすタイミングも掴めないまま当然のごとく玉砕!となりました。(最後のスジですので)

副議長の方は、今度は間違いなく民主の西田議員(3期)やろ。と、強く思っていたら、選挙前日夜になって民主の鷲見議員(2期)とのこと。 えーーー、2期で出てくるなら松浦さんじゃなかったの?と、予想はハズレにハズレ、頭が真っ白になり、そのまま票も真っ白で投票。

期数、人物、経験の内、古式ゆかしく期数に配慮しすぎた結果、1年早く訪れた潮目の変わりについて行けなかった船頭(代表)の責任です。反省しています。(ガラパゴスらしいとも思っています)

これで枚方市議会では、1期目(それも2年目)で議運の副を含む副委員長可。2期目で副議長、委員長可。監査役経験なしでも議長、副議長可。副議長の経験なしでも議長可となりました。   
変わったなー。いいことなのかなー。どうなるのかなー。よくわからないなー。議会がチェックすべき行政は2,30年以上勤め上げた超ベテラン揃い・・・市長は確信犯的に物事を進められそうな府大物官僚・・・・・と。ガラパゴスから思い巡らしているところです。


それにしても枚方議会はまだまだ温かいです。結果的に議長や副議長に不義理を働いたにも関わらず、今となっては古い?スジを通したガラパゴス会派に正副委員長ポストを確保させていただいたからです。議員の皆さんありがとう。但し、私の監査はぶっ飛び、共産党さんにいきましたが・・・・(あほやなーとの声あり)

そして、いただいたポストは全て会派の議員に渡しました。これも代表者の役割と心得ています。まだまだ古式ゆかしいというか、ただ古いというか、やはりアホというか・・・・

ガラパゴス会派としては、今回の経験を踏まえ、来年度はもう少し進化して対応していこうと思っています。が、進化論て時間がかかるのよねー。私が生きてる間に進化できるのかしらん。

それにしても今回の役選、市長を始め行政の皆さんはどのように感じておられるのでしょう。安心、安全で愛されるガラパゴス会派に是非お聞かせください。注意が必要な部課もあるように感じますが・・・・・

尚、問題の性格上、シリアス篇は個々対応となります。ご了承ください。

08.04.02 (水)桜満開
                     前立腺手術雑感


突然の、降って湧いたような事のてん末。まずは関係する報告日記から。(一部加筆)

08.03.06 PM 4:15 (木) 今朝は冷え込みました。自宅玄関前には氷が張っていました。

 私事ながら身体について反省していることがあります。2月中旬から血尿が出るようになりました。疲れがたまっているためかとも思い、多少早く家に帰るぐらいで様子を見ていましたが、議会質問の準備などスケジュールの過密化に伴い、頻繁に血尿が出るようになりました。
尚、頻尿の気は1年ぐらい前からありました。また、尿切れの悪さは5年ぐらい前からありました。

 今週に入り市民病院関係者に話をしていたところ、4日の火曜日に泌尿器科の先生の耳に伝わり、膀胱がんの可能性もあり直ちに検査をとの事でした。
 私が考えていたことより事態は深刻と受け止め、昨日(5日水曜日)、議会中でありましたが途中で退出し、一通りの検査(一般的な検査+エコー検査・CTスキャン・尿口からファイバースコープを入れ直接覗く、等)を受けました。

 検査の結果では腎臓と膀胱には異常はなかったものの、前立腺には腫瘍のようなものがあり、出血はそのあたりから出ているようでした。私もファイバースコープからの画面で見ました。
 その為、中旬あたりに悪性がんかどうかの検査手術を受けることとなりました。治療はしていませんので今は尿パッドをつけながら仕事をしているところです。

 議長、副議長始め、議会・行政関係の方々にはご心配をお掛けしました。また、いろいろとお心遣いを頂き誠にありがとうございます。
 また、会派の池上、伏見両議員には、代表質問の質問者が直前で変更しなければならない可能性があったため、遅くまで共に準備をしていただきました。感謝します。
当分は家に早く帰るようにいたします。

私の座右の銘の一つに「最高の名医は自分自身」というのがありましたが、50歳を超えたら必ず人間ドックに!を追加します。よろしく。
因みに、初診料、診察、検査、手術前検査の総費用は国保で19090円かかりました。(トホホ)

08.03.18 PM 3:55 (火)   右舷中央、魚雷命中!か?

先ほど病院から役所に戻れましたので少しご報告。

 午前中、担当医から手術前説明、麻酔科医から麻酔と過去の病歴など詳しい話、そして造影剤を注入しつつ尿路造影検査をしました。結果、再度、腎臓には異常なし。

 術前説明承諾書に書かれた病名は「前立腺Carの疑い」(まだガンの疑いです)、予定術式は「経尿道的前立腺切除術」、麻酔の方法は「腰椎麻酔、硬膜外麻酔」となります。(わかります?)結構本格的だということです。(ガーン!!!)

 先生の説明では、私もファイバースコープで確認した腫瘍を周辺も含めて広く切り取るもので、性の機能もいろいろと・・・・(ガックリ)
両親から頂いた身体全機能も明日から一部不全となります。
 手術は簡単なように聞いていましたが、手術翌日まで点滴や挿入した尿の管や背中から注入する麻酔などが残り、マカロニ状態となる為、ホントに数日で退院できるのか不安です。しかし、今日は夜9時まで仕事も飲酒(適量)もOKです。明日朝、病院へ行き午後から手術ということです。
 一応、残る議会日程での必要事項の引継ぎはしておきました。しばらく音信不通となります。あしからず。

追記:月曜の未明、「右舷中央、魚雷命中!」との叫びで目が覚めました。・・・まあ、石破さんと同じ軍事オタクでもありましたのでそのような夢を見るのかなと思います。現実でないことを祈ります。因みに右舷中央は人体では前立腺、膀胱あたりかなと思います。

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 以上が報告日記の中で触れました前立腺手術関連でした。・・・で続きです。

3月19日(水)に前立腺に出来た腫瘍摘出手術となります。事前には検査手術とのニュアンスでしたので悪性かどうか調べるためのサンプル採取程度に考えていましたが実際は腫瘍とその周辺まで切除する本格的なものでした。
この事は、後に悪性と判明してもその部位では再手術の必要性をなくする目的もありました。
但し、血液検査におけるPSA値は0.4(患者の疑いがある標準値は4)と極めて低いものでした。因みに健常者の数値は0.1以下。


手術1日目:19日(水)朝、9時過ぎに看護師さんと妻に伴われ病室に入りました。入院は2,3日と聞いていたのでバスシャワーとウォシュレットトイレが付いた保険適用外の「特別室」(特別療養環境室)を奮発する。

特別療養環境室は枚方市民病院に3室あり、バス、トイレ、洗面所、応接セット、ロッカー、テレビ、床頭台がつき、広さは22u。1日の費用15290円税込み。枚方市外の方は19880円となっている。
一般的な個室は上記からバス、トイレがなく、広さは15.1u。1日の費用5100円。枚方市外の方は6630円となっている。
尚、個室のテレビはカード方式ですが、特別室のテレビは見放題でビデオ再生機つき。
         
   
 午後からの手術に備える。手術着に着替え、点滴を打たれる。   ベッド周辺 ベッドは電動 テレビの下に××あり

病院から事前にいただく文書ではバスタオル1枚、T字帯(1枚)長方形紙おむつ(3枚)尿取りパッド(3枚)をこちらで用意しますが病院地下の売店で必要なものは揃います。(個売りが可能なので安いです。ついでにパジャマも買いました)

入院後の経過予定表では
当日朝は絶食で来院、水分は朝10時まで可。入院後すぐに浣腸しザンタック1錠(胃酸を抑える)を服用。
10時より手術着に着替え点滴を開始。手術中とその後のエコノミー症候群を防止する為、弾性(圧迫)ストッキングを両足に装着します。それが終わると手術まで自由となります。(実はこの時間が不安でいっぱいです)

いよいよ1時に手術室に入室。麻酔をして1時30分より手術の予定でしたが、執刀される先生の診療が長びき30分遅れる。・・・益々不安・・・1時半に呼び出しがかかり、点滴を引きずりながら妻と看護師さんに伴われ、歩いて手術室に向かう。
手術室入り口から独り手術台に歩いて向かいますが・・・ここは・・・なんとも表現できません。一言で言えば「覚悟を決める」という言葉かな・・・  いやーまな板の鯉・・・かな・・・

手術台に上がると意外と温かい心地いい音楽もなっています。一通り先生方と挨拶を交わします。横になり身体をエビ状に丸め、腰椎に麻酔が打たれます。
少し時間が経つと麻酔が効いてきます。麻酔(下半身)は完璧で下半身に全く反応なく、不安感もありません。私のようなビビリマンでも大丈夫です。保障します。

左横の手術モニターを見ながら、音楽を聴きながら、温かい手術台の上で、映画「ミクロの決死圏」みたいやなーと思いながらぼんやりと時間が過ぎて行きます。
突然、「これぐらいにしておきましょか」との天の声で手術が終わったことがわかります。手術室から出るとき摘出した腫瘍部分が入ったビンと、その周辺部分が入ったビンを見せていただきました。摘出量は5gとの事です。
内視鏡手術は正味20分、麻酔や他の作業併せて全部で50分ぐらいでした。

術後、妻が手術中のDVDを持って来ました。退院後しばらくして見ましたが感動しました。それは正に映画「ミクロの決死圏」でした。医療なのでセクハラにはならないと思います。ご希望の方にはお見せします。

                 
 さて、午後2時40分頃に病室にもどったかと記憶しています。上はそのときの写真です。

左腕には点滴、右足は固定、枕元にある透明ボトルは背中に挿した痛み止めのボトル、ベッド中央にぶら下がっているのは尿管からパイプでつながれた尿バッグです。翌朝の8時まで身動きできません。点滴からの水分が意思に関わらず身体を経由して尿バッグに流れるようにセットされています。(ベッド下にぶら下がっている尿バッグに少し尿がたまっているのが見えます)

6時半に夕食を普通に摂りますが、ベッドを起こすのは傾き20度まで、これは内臓を圧迫させない為です。よって食事には介護が必要です。
夜9時に独りとなり就寝します。何かあれば後は看護師さんに助けてもらうだけです。10時頃から麻酔が切れ始め、痛みと違和感でその夜は一睡も出来ませんでした。痛みは予想していたより大した事はありませんが違和感、不安感が大きいです。
深夜2時ごろに一度だけ痛み止めの座薬を入れていただきました。若い看護師さんだったと思いますが、その節はお世話になりました。(深夜どんな会話をしたかはナイショ)

2日目(木、祝日)、朝6時ごろ採血がありました。入院中の採血はこれ1回きりです。7時半に朝食が運ばれましたが、独りのためスペースシャトルのロボットアームを操作するような感じで、寝たまま胸元に置かれたテーブル上の朝食パンを摂っていますと先生が回診に来られました。

「もう動けますよ、全部外しましょう」と言われるや否や点滴や背中の細いチューブ、弾性(圧迫)ストッキング、そしてベッドの上で尿管チューブまで手際よく外され、全てから開放されました。
飲み薬は毎食後の1錠のみ。薬は化膿止めのクラビット錠100r。その他の薬はなし。

最初の尿が出るときは看護師にいって下さいと言い残されて先生は去られました。なんと手際のいい先生かと思いつつ、T字帯(ガーゼふんどし)に紙オムツを挟んだ姿のままでボーとベッドに座っていますと看護師さんが来られてパジャマを着せていただきました。
しばらくして出た最初の尿は尿道口の痛みとともに血液や肉片が混ざり、手術は失敗か!と、気絶しそうになりましたが看護師さんからは「最初はこんなものよ」の一言でパニックは回避されました。(この事は思い出すごとに気が遠くなります)
排尿を重ねていくうちに痛みと出血は和らいできました。(それでも痛い!)

午後からは元気になり、お見舞いに来ていただいた方とも普通に話が出来るようになりました。夕方、シャワーも浴びることが出来ました。

3日目(金)、排尿時の尿道口の痛みと少しの出血はしばらく続くとのことですが、回を重ねるにしたがいマシになってきました。診療計画では今日が退院日ですが家庭の事情でもう一泊して土曜日退院の許可をいただきました。したがってこの日の入院生活は私の人生の中でも久しぶりにリラックス出来るものでした。

4日目(土)、退院日。 そこで気になるのが手術、入院中の総支払額。 入院料等69480円、医学管理等3050円、検査11770円、投薬1940円、注射3900円、手術185730円、麻酔18570円、計294440円。 私は国保の3割負担なので支払額は88332円

支払額の88332円に保険適用外の食事標準負担2340円と特別室4日分の61160円が加算されて総支払額は151830円(四捨五入)となりました。

退院後の禁止事項は「飲酒・自転車の乗車・性交・重い荷物を持つ等は術後1ヶ月は禁止」(表現は病院の文書のママ)となっています。

入院中特筆すべき事があります。私の血圧は通常、上が190から200、下が140から150程度で脈拍が95前後でした。周辺からは早死にするぞと度々警告をいただいてきました。生命のピッチを上げて、寿命を削って改革に邁進してきたわけです。(9年間、ほぼ休まず稼動してまいりました)・・・(親しい者より「そんな事自慢になるか!」との声あり)

手術前日の麻酔科での診察でもそのような値で、麻酔科の先生からは手術が終われば内科の診察を受けるようにアドバイスをいただきました。  ところが、ところが、ところがなんですが、入院2日目からの血圧は上が140前後、下が90から100まで、脈拍が68から70・・・ ・・・なぜ・・・誰か明確に説明できます?  
看護師さんに血圧計も変えてもらいながら1日3回、3日間測った数値です。看護師さんからは「普通ね」と言ってもらいました。 

今、行なわれている高血圧の薬物治療は抜本的に考え直す必要があるのではと思いました。(厚労省おかしいぞ!)

次に内視鏡手術について、これはスバラシイものです。もちろん執刀される先生の技術レベルに負う所が大きいわけです。開腹しないので退院も早く、退院後の日常生活も特別な配慮はあまり必要はありません。
因みに執刀医は大阪でもトップレベルとの評価の高い和辻医師です。(哲学者、和辻哲郎氏のお孫さんと聞いています)
麻酔科も何の不安もなくすばらしかった。

ただ、内視鏡のメス(高周波で焼ききるU字型のもの)を尿道口から挿入する場合、その前にスリーブを入れますが、その直径が大きい為か尿道口の先ちょが傷つくようで、これが術後も排尿のたびに痛みと僅かな出血となります。
毎日の事なので退院後も数週間にわたって痛むのは辛いところです。僅かな出血の為、下着を汚さないようパッドが必要になります。尿漏れはありません。→(訂正します。尿漏れパッドが優秀で気がつかなかったのですが、僅かながら尿漏れがありました)

早く、尿パッドのお世話になる事のないよう祈るのみです。 →       
いつまでもナニの先っちょが排尿のたびに痛み、わずかとはいえ血を見るのは精神的に萎えまーす。
因みにメンズガードスリムのキャパシティは100cc、さわやかパッド(女性用)は70ccです。


 血尿は重大な疾患につながっている事が多いです。最初は膀胱ガンの疑いがあるとの事で面食らいました。
診察の結果、膀胱ではなく前立腺に原因がありましたが、いろいろとネットで調べてみますと前立腺の腫瘍で出血があると悪性腫瘍の場合は手遅れの可能性が高く、暗澹たる気持ちが続きました。今回の結果(3月31日日記)は九死に一生を得た心持です。しかし、腫瘍でしたので今後もチェックは続きます。
枚方市民の男性の皆様におかれましては早い内に市民病院の泌尿器科か関西医科大の泌尿器科の診察を受けに行かれることをお勧めします。(他にも市内に優秀なところがあると思いますが知識不足で知りませんのでご容赦を)

                        おまけ

※ 高橋しんすけの内部も公開! THE 内視鏡手術! 気の弱い人は見ないでください。

                 
 尿管に入れられたスリーブを通ってイザ膀胱へ 私の前立腺腫瘍(後に良性とわかる)      半円形の高周波メス(刃物ではありません)

                 
 これも高周波で切除します       吹き出す血 高周波で焼くように血を止めます     きれいに削る(まるで土木工事です)

         
 メスから出る高周波のオレンジ光        貴重!内視鏡からみた手術室

 内視鏡メスは刃物ではありません。内視鏡カメラの前部分にセットされている極めて小さいものです。
   また、手術中、内部(患部)は透明の液体(生理食塩水か?)で満たされています。
 尚、ご存じだと思いますが前立腺の内視鏡手術は通常ペニスから内視鏡メスを挿入します。

              退院後のアドバイス08.04.09

内視鏡手術は文句なく優れています。しかし、術後、排尿(おしっこ)ごとの痛みには辟易させられます。

退院後、病院から文書で注意されている「飲酒・自転車の乗車・性交・重い荷物を持つ等は術後1ヶ月は禁止」(表現は病院の文書のママ)以外は一般的な活動は可能と考え退院直後から仕事もしましたが、今から思えば退院後2,3日は自宅安静が必要ではなかったかと思います。
自動車の振動が苦痛に感じましたし、横になりたいという思いが続きました。歩いていると内臓に負担を感じましたし、ソフトな靴がほしいと思いました。
そして毎回続く排尿時の痛みと出血です。無理が利かないということです。

現在、手術後三週目ですが、だいぶマシにはなってきたものの排尿時の痛みは今もありますし、排尿の瞬間に血が混ざっていることもあります。尿パッドも毎朝つけています。
個人差があると思いますが、感覚的には1日に1%か2%程度の痛みが軽減されていくように思います。
手術された経験者のお話によると、最低1ヶ月以上、人によっては数ヶ月は排尿時は痛むとのことです。

元々ペニスには何の問題もなかったわけで、そこが手術によって長期に渡り排尿時に痛むのは優れた内視鏡手術では唯一の問題点といえるでしょう。オリンパスさんに改善を強くお願いしたい。

昔から言われているとおり「術後は無理しちゃダメよ」
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4.29追記:術後40日が経過しました。2週間ぐらい前から排尿時の尿道口の痛みは、痛い!から熱く感じる!に変わってきました。
28日に定期診察をしていただいたところ、あと痛みは2,3週間は続くでしょうとのことでした。
私の感覚では、排尿時の痛みは術後1日ごとに1%ぐらいの改善かな、という程度です。

数日前の朝、家でオシッコをしていましたら最後の方でニュルッとしたものが出てきました。血のかたまりかと思いましたがよーく見ると・・・・・・・

そこで特別公開(無料)いたします。

    
 長さが10ミリほど、小さい破片も散らばっています。  拡大するとナマコかホルモンか・・・・ゲーーーッ

一瞬、エイリアンか!と思いましたが冷静に写真を撮り先生に見てもらいました。先生は興味深く見ておられ、「焼いた後もありますねー、大分直ってきています」とのことでした。ヤレヤレ・・・(焼くとは、手術中血を止めるため高周波のメスを当て焼き止める技術です)

追伸:胆石と違い、肉片が出てくるときは痛くはありませんでした。ご安心を。

5.26追記:今日、定期診察にいきました。尿道の痛みはなくなりましたが、熱い感じは1割ほど残っています。オシッコの恐怖感は2週間ほど前からなくなっています。順調に回復しているようです。
待合室で1時間以上おとなしく待っていたら「イタイイタイイタイ」という声が聞こえてきました。みんなが声の方(診察室)へ振り向きました。突然気力が萎え、倒れそうになったので診察を受けず検尿の料金を払って役所に戻りました。(アカンねワシ↓)

6.1追記:月一度、私は家でウリエースBTという検査試験紙を使います。尿タンパク、糖尿、潜血の三種を尿をひっかけるだけで調べることが出来ます。
今日初めてウリエースの潜血反応がなくなりました。ナニの痛みも熱みもなくなりましたので本日をもって完治といたします。おつきあいいただきありがとうございました。


07.10.07           閑話休題 水パイプ・シーシャ導入

                   


さて、世間ではタバコについてはヒステリックまでの排除に動きつつあります。
この10月からは自由闊達のはずの大阪、御堂筋でタバコを吸っているだけで罰金1000円となりました。
映画にまで喫煙シーンが排除されだしました。

タバコが趣味の一つである高橋しんすけは議員となって8年間、「反タバコ」の降り注ぐ機銃掃射を右に左に回避行動をとって来ました。しかし、公の仕事をしながら喫煙をするとはケシカランという批判に対し、回避しつつも果敢に正面から論破を試みながらも54歳となり、いささか疲れてきました。
日本の民主主義はもう終わりでないかと思う今日この頃です。(大袈裟やな、という声あり)

写真を見てください!なんと美しい姿でしょう。オリエントの美ここにあり!です。

私はタバコをヤメマセン。

つきましては10月から大阪市に対抗し「ひらかた 水パイプ愛好会」を発足いたしました。
会長は私です。ご興味ある方はメールにてご連絡ください。




             2007年9月の枚方市長選挙雑感  07.09.24
             府議選、統一地方選、参議院選と4月から4つ目の選挙・・・疲れる・・・疲れる・・・

池上のりこさんが出ていたら・・・と思うのは「死んだ子の年を数える」の喩えと同じであまり意味がありませんが、今回(8月30日からの報告日記)の出馬準備では、図上演習でもシュミレーションでもなく、明らかに臨界前核実験(核爆発させずにデータを取る)として成果がありました。(そのかわり費用もかかった)
要は頭で考えただけか(前者)、体を動かし、人の輪を築いたか(後者)の違いです。そこで少し分析してみます。

選挙結果は、投票率33.16%(前回4月より−13.77%)  無効票2748票(前回4月は3978票)

  竹内おさむ氏    50680票 (緩い支援票と中司派を含む無党派票)
  野田たかはる氏   27081票 (前回4月より+11372票 支持票ではなく批判票で上乗せ)
  おおた幸世氏    26619票 (前回4月より+12620票 支持票ではなく批判票で上乗せ)

地域全体では各候補者が依然として高い支持率を誇る中司前市長(9月13日報告日記)と比べられる事や、特徴的な候補者がなく、全体に選挙疲れもあり、誰もが低投票率は予想されていまた。

9月8日の報告日記で次のように予想しました。
枚方市の人口は約41万人、有権者数約32万人。今回の再市長選挙の予想投票率27%から35%とします。35%で投票総数11万票となります。

仮に各候補を単純にA
(野田氏)、B(大田氏)、C(池上のりこ)順に割り振りします。私はC議員(池上のりこ)が出馬されますと本命D(竹内)氏(100%)に対して80%から110%の得票差があるのではないかと思っています。(100%を上回ると当選の可能性あり)

我々3人の総得票数は1万票、支援の方々が約1万票、無党派票が約1万票、女性を意識した票が5千票の3万5千票は読めます。今回の選挙でのC議員の標準的な数値です。
(投票に行かれる無党派票は約3万票と言われています)

そこで仮想計算するとA氏22000票
(最大基礎票)、B氏15000票(最大基礎票)、C氏35000票(標準基礎票)とすると本命D氏は38000票(緩い支援組織票と無党派票)となります。(但し、D氏が実体のない名ばかりの相乗り状態であることが条件です)
C議員にとって、いかに「風」
(追い風)が重要かがわかります。C議員が出馬されない場合は、民意をはかるため「投票率」と「無効票」の分析をすることは極めて重要な作業となります。(茶色は今回挿入)

結果的には無効票が意外と少なく、そもそも投票に行かれなかったのと、投票に行かれた方は無効票に入れられたグループと、一連の事件及び竹内氏個人の批判票として竹内氏に入れずに残る二人に入れられたようです。

池上議員が出馬していれば、投票率が上がれば上がるほど池上議員に有利ということで、野田氏と大田氏は今の政治姿勢(唯我独尊的)のままでは最大基礎票以上には伸びないという事です。

とりあえず、「市長選挙」につきましては今回の経験を生かしてまいります。





         2007枚方市議選挙雑感(まとめ) 07・05・09

市長選挙では4候補のうち2候補(西岡・太田候補)が供託金(100万円)没収となり、公費負担分(ポスターなど)も実費となりました。また、次点の野田候補も没収スレスレとなり、現職の中司市長圧勝が示されました。市長選挙はコメントのしようがないので市議選で感じたことに移ります。

市議選での結果はリンクの通りです。供託金没収の方も4名出ました。枚方市は大阪府下では最激戦となりましたから、全国レベルでもトップクラスの激戦地であることに間違いないものと思われます。

結果は、類似都市(41万市)では最も少ない定数34(2減)に53名立候補の中、現職は大ミスして落選(次点)された梅崎候補1名を除き全員(26名)当選。

現職の後継新人候補4名、三木氏の後継である大塚候補、津上氏の後継である桝田候補、大槻氏の後継である福留候補、山原氏の娘さんである前田富枝各候補と、有力新人候補4名、出来(保守)・岡沢(自民)・堀野(保守)・高野(保守)各候補は共に組織と地盤の締め上げで手堅く当選。

まったくの新人無所属(18名)にとっては全滅という珍しい結果になりました。今後も投票率が上昇しない場合、現職が大ミスしない限り変化が期待できない状況です。

定数が少ないとこのような結果になるというモデルになるのではないでしょうか。

私の選挙日記にあるとおり、現職は私が過去経験しないほどの踏ん張りで票を伸ばされた方が多かった。(脱帽!)

今後の無所属市民系の動向

さて、4人以上会派を目指していた我が「改革市民会議」の3名(私、池上のりこ、伏見隆)は、総得票10527票(前回10442票)を頂いたところですが、結果として増員に至らなかったものの内容は大幅に向上してきています。

会派推薦の形となった中東部地域の2名の得票は、1810票と1538票、合計3348票と、今までにない票を地域で掘り起こされました。結果として議席は得られなかったものの本当に良く努力されたと思います。

1年近く前から、毎朝、2時間以上も駅前報告をされ、会報を配っても届かなかった現実に大変ショックを受けておられることと察します。私もこの結果にショックを受けました。ここまで努力しても無効票が3300票前後出る現実に脱力感と怒りを覚えます。しかし、新人にとって全国トップレベルの難しい選挙区であっても勝ち抜かねばならないのが選挙です。

中東部地域で予想してなかった候補者が直前に立候補(YA氏)されるなどのアクシデントがなければ・・・と思っても仕方がないのが選挙です。

今回の選挙で、枚方の選挙区では単に女性であるから、とか、若いだけでは票がリンクしづらい事も出てきました。
いずれにしても最先端の最激戦区でありました。(高槻も似たような状態か)

各候補者を見てみますと1500票を境として実力の差が顕著に出ているように思います。1500票以上の方々は、次回、期待が持てる方々でしょう。1800票以上の方は、もう一工夫でグリコと言ったところでしょうか。

しかし、現職がミスなく選挙をされると、後継でもなく、組織、地盤もない、真の無所属の新人は次回も苦しい選挙となる筈です。まして、某政党の候補者が8人から10人増えるような事が起これば、よほど投票率に変化のない限り、無所属新人にとっては絶望的な戦いとなるでしょう。・・・ ・・・


ご参考として報告日記でアップした分も下記に掲載しておきます。

選挙雑感2(07・04・25)

昨日に引き続きましてコメントします。

投票された無党派の動向について考えてみたいと思います。無党派には様々なお考えをお持ちの方々がおられます。
今回、改革市民会議の総数は10527票と、前回とほぼ変わりませんでしたが中東部地域でのお二人の票が3348票、当選すれば一緒に仕事が出来る候補者の票が4000票近くありましたので、単純に合計しますと18000票近くに達します。
一応、4年前に一緒に行動してきた方も入れると20000票近くです。(SEさん、よろしくね)
これは共産党さんの票を上回るまでになっています。
という事で今後も人材育成に力を入れていきたいと思います。この件はこれ以上申しません。

次に私の事を少々。
選挙中こんな事がありました。19日に私の支持者の方からこんなメールが入りました。
「高橋さん、伏見さんが楠葉の○○で見かけたがいいの?」、そこで「ありがとうございます。すぐに現場へ急行し、拿捕(だほ)いたします」と返信。
例の「選挙ウォーカー2改」にて、くずは領海内をおとなしく選挙活動していた私は、直ちに現場海域に向けて全速前進にて急行いたしました。30秒ぐらいは時速12キロ程度で現場に向かったものの、間もなくエンジンブローとなり、ゼーゼーハーハー状態となった私は通常速力の時速5キロ程度にペースダウン。
現場海域に到着した頃には、密漁船の伏見丸の姿はありませんでした。・・・

また、今回の選挙ではKYO党のNISHIMU丸や、地元の牧野、招提からは他所に出ないと公言されていた大先輩のHORI丸までもが私の家の横で演説されたり、何度も戦艦を往復されるなど挑発行為が目立ったところです。(ご努力には感服いたしております)

実はこの事件以来、選挙最終日まで、足がツルなどのトラブルに悩まされる選挙となります。(トホホ・・おぼえておれよ)


そこで我が陣営(私のみ)では次の選挙対策として新方針を打ち立てました。

1・日本初の完全一人選挙、そして選挙中一人で歩いてする選挙連続3回当選という栄誉を渋い得票数で勝ち得ました。
完全一人選挙法の有効性を立証できた事より、今回で完全一人選挙実証実験は終了いたします。

2・密漁船対策、領海侵犯対策、シェアアップ対策の為、今までの南ベトナム解放戦線(ベトコン)方式から北ベトナム正規軍方式に改め、侵略軍に打ち勝つ対策をとる決定をいたしました。(妻に話をして予算計上にガンバリマス)

3・新型高速巡視船の建造を急ぎ、乗組員を募集します。

4・市民派支持者3万人運動を展開します。

5・あらゆる選挙に対応出来る準備をします。

本日はこの程度にて。将来の枚方のためガンバリマス。


選挙雑感1(07・04・24)

私のホームページの表にはカウンターは付けておりませんが、分析の為のアクセス解析は装備しています。
グラフを見ていますと、選挙スタートから訪問件数は上りましたが、選挙公報が配布されたあたりから訪問件数が驚くほどの鰻登り(うなぎのぼり)となっておりました。本当に驚いています。今回はホームページを見て票を入れられた方がそこそこおられるような気がします。
今回の選挙で初めてインターネット時代を実感しました。


次に私の属する議会会派「改革市民会議」についてです。
改革市民会議メンバーの選挙は「競合を恐れず切磋琢磨して選挙を突破する」が、基本となっています。

今回の選挙では最低4人(4常任委員会に対応するため)での会派構成を目指していましたが前回と同じメンバーでの3人会派となってしまいました。
今回の得票数では、私が3362票、池上のりこ議員が2772票、伏見議員が4393票、合計10527票となりました。(前回、私、3519票、池上議員、3513票、伏見議員、3410票、合計10442票)

一見、池上議員が票を大幅に減らし、伏見議員が大幅に票を増やしたように見えますが、実は今回の最大の功労賞は池上議員でした。

くずは地域からは、私と池上議員が家も近く(300メートル)、主義、主張もほぼ同じの選挙では凄まじい地元選挙戦を繰り広げています。もともと池上議員は枚方全区から唯一の無所属市民派系女性議員として票を集めておられたところです。

池上議員の3期のあいだに、私が地元くずはオンリーで力をつけていき、4年前は池上議員の票田の一部でもあった南部地域から伏見議員が誕生し、今回は中東部地域から2名もの会派推薦候補が出てこられ、池上議員(私も)はその都度、ご自分の票田が一部あるにもかかわらず新人支援にあたって来られた所です。

中東部地域では候補二人で3348票を集められましたが、残念ながら激戦の中、当選に至る事は出来ませんでした。
私は8年間、池上議員を見てきましたが、今回の池上議員の票は最もピュアな票(基礎票)と言えるでしょう。
結果としての票は上記の票(2772票)ですが新人育成の為の覚悟の票ともいえます。

票を伸ばされた伏見議員には今後、枚方の政治改革のためにも競合を恐れず、怯(ひる)まず新人育成にもご尽力をお願いしたいと思います。

議員選挙は自分中心が当たり前の世界ですが、この8年間の池上議員の行動は枚方の政治を変えるため、市民系議員育成に対してマザー的行動を取ってこられた証が今回の票といえます。大変価値ある票といえます。

あんたはエライ!



07.02.23 この項は私の公式見解とします。(2.27一部文言を修正追加)

                  枚方市の見方(行政評価の今後)

この8年間、私は情報公開と行財政・議会改革を中心とした議員活動を行ってきました。
そこで今回は行財政改革で行ってきた各種指標を考え直し、住民本位の行政評価について考えます。

従来、主要な財政指数とされて来た項目は次の通りです。

1・財政力指数 当該団体の財政力(体力)を示す指数であり、指数「1」に近いほど財源に余裕があるものとされている。基準財政収入額を基準財政需要額で除して得た数値の過去 3ヵ年の平均値で示す指数である。

2・経常収支比率 財政構造の弾力性を判断する指標であり、比率が低いほど弾力性が大きいことを示す。すなわち、人件費・扶助費(福祉)・公債費(借金)等の経常的経費(圧縮できない経費)に地方税(自治体の収入)・普通交付税(国からの自治体の収入)等を中心とする経常的一般財源(基礎的な収入)がどの程度充当されているかを表す比率である。  
  都市では、 75%〜80%未満 ………妥当である。
          80%以上 ………弾力性を失いつつある。と、されている。

3・公債費負担比率 公債費負担(借金返済)比率は、財政構造の弾力性を判断する指標であり、公債費(借金返済))に充当された一般財源の一般財源総額に占める割合を表す比率である。率が高いほど、財政運営の硬直生の高まりを示す。公債費には、繰上償還(返済)や一時借入金利子に係るものも含まれる。

  15%………警戒ライン
  20%………危険ライン
(現在は、より正確度の高い下記の実質公債費比率に移行している)

4.実質公債費比率 平成18年4月に地方債制度が「許可制度」から「協議制度」に移行したことに伴い導入された財政指標であり、公債費による財政負担の程度を示すもの。従来の「起債制限比率」に反映されていなかった公営企業(特別会計を含む)の公債費への一般会計繰出金、PFIや一部事務組合の公債費への負担金、債務負担行為に基づく支出のうち公債費に準ずるもの等の公債費類似経費を算入している。

  18%以上の団体 ………引き続き地方債の発行に国の許可が必要
  25%以上の団体 ………一般事業等の起債が制限

5.起債制限比率 地方債(借金)の許可制限に係る指標として地方債許可方針に規定されたものである。
  15%〜20%未満の団体 ………要注意団体 
  20%〜30%未満の団体 ………一般単独事業・厚生福祉施設整備事業の制限
  30%以上 ………一般事業債の制限

6・地方債残高 地方債(借金)とは、地方公共団体が資金調達のために負担する債務(行為をなすべき義務)であり、その返済が年度を越えて行われるもの。これに対して、年度内に返済する約束で、 一時的な資金繰りのために借入は一時借入金という。

7・ラスパイレス指数 一般的に、各地方公共団体の平均給与額を、職員の学歴別・経験年数別構成などが国と同一であると仮定して算出し、その数値を国の平均給与額を100として算出した指数。100以上は国より平均給与が高い自治体。

8・全部門職員数 一般会計及び全ての会計における全ての職員数。職員1人に対して住民何人かがわかる。

だいたい以上の事を頭に入れておくと自治体の状態を大まかに把握する事が出来ます。
で、これを私の当選年度から直近の決算年度までの枚方市に当てはめますと以下のようになります。

                平成11年    平成15年     平成17年
財政力指数         0.893     0.839      0.840
経常収支比率        93.9%     90.5%     91.2%
実質公債費比率        ー     13.224%     12.4% (夕張市は28.6%)
起債制限比率        10.7%     11.1%     10.4%
地方債残高(百万円)     240,617      232,712      231,413
ラスパイレス指数      106.4      102.1      98.7
全部門職員数         3576人      3167人       3001人

しかし、日常生活が中心の住民や市民にとってわかりやすい指標ではありません。私は議員ですから上記の数字から枚方市の現状を説明する事は出来ますが、あっそう・・・それで?となることは必定です。皆さんも一度、項目の説明を参考に枚方の数字を見て下さい。
まあ総務省が全国自治体を把握する為の人間ドックの指標と似たようなものです。住民・市民・有権者にとって何がどうなのかがわからないと思います。

最近評判のマニフェストも違った意味で似たようなものだと思っています。もちろん、一般的な選挙でレギュラーな選挙スローガンだけよりはよほどマシですが、現職か、行政または議会経験者、または政治組織でないと立派なものは作れません。(断言します)

そこで私が近年注目しているのが自治体の外部評価である日経の自治体ランキングです。
新聞でも一部発表されていますので目にした方も多いと思います。以前、オンブズマンによる情報公開度ランキングによって議会・行政が相当変わってきました。私はこの手法は住民に対しても使えると思っています。

日経の自治体ランキングは現在「全国住民サービス番付」という本になっています。99年頃に最初の本が出たように思いますが、99年3月には「地方債格付け」という本も日経から出ており、私が議員になったときでしたので大変参考にさせていただいた記憶があります。

本を出版するに当たって基本となる調査本も出版されており、議員としてはこちらが参考になります。
2006年版は第5回「全国市区の行政比較調査データ集」日経:1万5千円と高価です。
調査は98年から隔年で実施されており今回で5回目、正確度も格段に向上しています。

評価には「行政革新度」をはじめ、透明度、効率化・活性化度、市民参加度、利便度の4つの評価からなる「行政改革度」。子育て環境、高齢者福祉、教育、公共料金等、住宅・インフラの5分野のサービス水準を示す「行政サービス度」の二つのランキングがあり、それぞれ総合ランキング、要素別ランキング、都道府県別ランキング、人口規模別ランキングと細かに評価されております。

因みに枚方市行政改革度の総合ランキングは全国(802都市)で42位(2年前は50位)、行政サービス度の総合ランキングは全国で31位(2年前は340位)と飛躍的に改善されています。大阪市や京都市、神戸市よりもはるかに住民税の払いがいのある街と枚方市はなっています。

行政革新度の総合評価はAAA(偏差値80以上)からC(同35未満))まで9ランクありますが枚方市はシングルAランク(同60以上70未満)、上から3番目の自治体ランクとなっています。
因みに近年、有名になった北海道夕張市は最低のCランク(偏差値31.21)となっており、CやCCランクの自治体を見れば住民もヤバイと気付くはず。「革新」の意味もここ10年で本来の意味合いにひっくり返りました。

これで私が言わんとしている事がご理解いただけると思いますが、選挙は首長も議員も

全てのランキングアップを目指します!と、これだけ言えば良いのです。
とってもカンタン。

あとはその地域独特の問題について方向性と具体性を示せばそれでよい。何かご不満でも?


07.01.16 (火)

松の内(昔は15日・今は7日)も終りました。
明日17日は阪神・淡路大震災から12年目となります。6400人を超える方が亡くなりました。
又、同時多発火災により500人以上に方が亡くなりました。

さて大震災に備えてどれだけの準備が出来たか。これは日頃の行政と住民の備えと連携が重要です。
政治に携わるものとして災害から住民の生命を守ることは基本です。

ボーイスカウトの言葉に「そなえよつねに」という言葉がボーイスカウトの基本となっています。
議員控え室の私のデスクの前にはスカウトハットが飾ってあります。(京都第45団でした)

基礎基本に忠実に、任期いっぱいガンバリマス。