高橋しんすけ議員報告 HOMEデータバンク99年12月本会議一般質問

99年12月本会議一般質問  1999.12.17 (午前10時5分開議)

 

ガイド:初めての一般質問です。いっぱいいっぱい乱れ撃ち状態。


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1回目の質問

(1番)中司市長の顧問先について。

(2番)中司市長の住宅取得について。

(3番)市長の市外外出公務について。

(4番)イベントの見直し。

(5番)不正をただす告発の受け入れについて。 

(6番)市税特別徴収班について。

(7番)情報公開について。

(8番)ジュネーブ条約第一議定書について。

(9番)労働協約について、お尋ねします。

(10番)塩漬け土地の問題について。

(11番)教育について。

(12番)追悼式について。

(13番)破防法適用を検討された宗教団体について。

(14番)ディ―ゼルエンジン車について。

(15番)Y2K問題について。

2回目の質問



○三木静夫議長
  ただいま報告させましたとおり、出席議員は定足数に達しておりますので、
 これから本日の会議を開きます。

 日程第1、「一般質問」を行います。

 昨日に引き続き、順次質問を許します。
 まず、高橋伸介議員の質問を許します。高橋議員。(拍手)


○高橋伸介議員
 おはようございます。
 質問の機会を与えていただきましてありがとうございます。
早いもので、議員になりまして8カ月が過ぎました。そこで初めての質問ですので、少しお時間をいただき、感想を述べさせていただいてから、順次通告に従って質問をさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
 私は、さきの選挙公約にオ―プンな行政、お金の流れを透明化、市民を議員にを掲げてきました。そして、そのことは大変難しいことであることは十分承知しているつもりです。しかし、私は、議員としての任務として、今申し上げた3つの公約を進めていきますので、よろしくお願いいたします。


 ところで、行政改革、財政改革、意識改革、教育改革という言葉を聞いてもう何年になる
でしょう。いや、何十年でしょうか。そして、この枚方市では、去る9月定例会で、市長は、このままではあと2年で財政再建団体になる可能性が高いということを言われました。それはだれの責任なのでしょうか。市民なのですか。責任の所在をまずはっきりさせましょう。
安易な起債は政府だけにしてください。もうごめんです。
 私は、通常、朝9時前には役所に出てきております。入り口で、職員の方々から、毎日、三、四枚のチラシをいただきます。多くの職員の方々は、職務に忠実に日夜邁進されていることと察しますが、チラシの表現には、二、三疑問を感じております。例えば、何々闘争怒りの声、何々からの攻撃、かち取るなどです。何か市民感情としてその言葉に違和感を覚えます。企業の利益分配ならまだしも、私たちが受け取る給与、報酬は市民の税金です。市民は住民サービスのために税金を払っているのであり、かち取られるために税金を払っているのではありません。生活が苦しいと訴えておられる方は幾らの年収でそうおっしゃっておられるのか。また、いわゆる要求書と呼ばれている文書は、―度市民に配って訴えてみてはどうか。主権者、納税者、役所のオ-ナ―は市民ですこの当たり前のことを市長から職員に伝えてください。
私は、行政、職員団体、議会が、余りにも市民との意識の差があると感じています。これ
は四者にとって大変不幸なことです。ギャップは早急に埋めなければなりません。そのために最も有効な方法は、行政、職員団体、議会を透明化し、市民と情報の共有化を図ることです。このことを抜きに、行政改革、財政改革、意識改革、そして教育改革もありません。
 私が今一番感じていることは、市民との意識のギャップを埋めることです。この8カ月で感じたことはまだまだありますが、これからの議員活動の中で、私なりにただしていきたいと考えています。
 

 また、今申し上げたことは、市長は十分御承知のことと思いますので、今後の行政執行に期待し、一通の感想文を紹介いたします。全国盲学校弁論大会で優勝された井上美由紀さんの一文です。文章は、一部割愛しております。
 私は、生まれたときの体重が500グラムしかありませんでした。生まれてすぐ、お医者様から説明があったそうですが、母は私の余りの小ささに涙があふれて先生の説明が聞き取れなかったそうです。私の5本の指はまるでつまようじのよう、頭の大きさは卵ぐらい、太ももは大人の小指ぐらいだったそうです。それから7カ月間、私は、病院の保育器の中で育ちました。
 生まれて5カ月ぐらいになると保育器から出て、初めて母に抱かれました。その軽さに母は、よくここまで生きてこれたね、よく頑張ったね、偉かったねと言って泣いたそうです。このころ母は、私の目のことをお医者様から告げられました。美由紀ちゃんの目は、将来、物を形として見ることができません。母は、そのとき、ふいてもふいても涙があふれ出て、どこをどうやって家まで帰り着いたのかわからなかったと言います。でも、母は、間もなく気持ちを切り替えて、美由紀と二人で頑張って生きていこうと心に誓ったそうです。
 私が幼稚園のころ、母と二人で近くの公園に行ったときのことです。遊ぶ前に母は、ここにベンチがある、少し歩くと看板があるから注意しなさいなどとその公園の様子を細かく教えてくれました。でも、私は、そこで遊んでいる途中に、その看板に頭をぶつけて大けがをしてしまいました。ところが、母は、私を助けてはくれません、また、転んでけがをしても知らん顔です。あんたが注意して歩かんからやろ。痛かったらもっと気を付けて遊ばんね。母の言葉はそれだけです。私が家の2階の階段から落ちて、本当に痛くて動けなくなったことがありました。そんなときでも、母は上から、あんたそんなところで何しようとねと言うので、私が大声で、階段から落ちて痛くて動けんと言うと、母はたった一言、御苦労さん、それだけでした。
 でも、あるときこんな出来事がありました。ある日、私が公園のブランコに乗って遊んでいると、男の子が3人やってくるなり、私の顔をのぞき込んでこう言いました。こんやつは目が見えんばい。そのとき母がそばに来て、目が見えんけん何ね、こん子はあんたたちよりよっぽど頑張り屋で、思いやりがあるとよ、わかったねと言いました。そしたら、その男の子たちが、おばちゃんごめんと言って、一緒に遊んでくれました。
 私が小学校3年のころ、母と二人で補助車を取って自転車に乗る練習をしました。私はてっきり母が自転車の後ろの荷台を持ってくれるものだと思っていました。ところが、母はベンチに座って大声でしかるだけなのです。私は自転車ごと倒れてしまい、ひじやひざからは血が噴き出しました。でも、母は知らん顔です。私は腹が立って、腹が立って、何て冷たい母親だろうと心の中で思いました。しばらくの間、乗っては倒れ、乗っては倒れしているうちに、何と自転車がすいすい進むようになったのです。そのとき母が私のそばに走ってきて、美由紀よく頑張ったね、何でも根性やろう、やろうと思ったらできるやろうと言って、二人で抱き合って喜びました。抱き合っているうちに、私は、母に腹を立てていたことなどすっかり忘れていました。
 今、私は、中学3年になりました。今でも母にはいろいろなことを教えてもらっています。人に思いやりを持つこと、やろうと思ったらできるまで頑張ること、礼儀作法をきちんと守ることなどです。私は、そんな母が大好きです。
 私は、目が見えないのでたくさんのことができないかもしれません。でも努力することはできます。今度は母に喜びの涙を流してもらいたいと思います。それは、ふいてもふいてもあふれ出てくる喜びと幸せの涙です。それは、私が私の夢を実現できたときにかなうことでしょう。
 これを書いたのは盲目の少女です。私たちが、今置かれている状況も改革の先が見えない苦しい状況です。こんな小さな少女でも血を流しながら、自己の置かれた状況の中で懸命に努力をし、ベストを尽くしています。私たちにはもう先送りも言い訳もできません。人は能力の高い低いではなく、ベストを尽くしているかいないかです。この姿勢が今回質問させていただく総まとめです。答弁もその視点からしていただきますよう、お願いしておきます。
 どうか皆さん、市長だけではなく、私たちもともに改革に向けて頑張りましょう。
 それでは、通告に従って質問をいたしますので、よろしくお願いいたします。

 

(1番)中司市長の顧問先について。  →中司市長の回答へ

 市長は、10数社の会社顧問をこなしておられる、または、おられたと市民の間でうわさされております。そこで、中司市長の顧問先について、お尋ねします。
 市長がかかわっておられる顧問先名、報酬、顧問年数を90年の3月31日現在、95年3月31日現在、そして99年3月31日現在でお尋ねいたします。  back
 

(2番)中司市長の住宅取得について。  →中司市長回答へ

 市長は、この不景気に高額な住宅を取得されたという市民のうわさです。この住宅取得についての真偽をお尋ねいたします。   back
 

(3番)市長の市外外出公務について。  →井戸晴彦市長公室長回答へ

 9月の財政緊急宣言後、私の関心は、市長がどのような発言をされるかではなく、どのような行動をとられているかです。宣言後、ある人から、市長が10日間韓国に旅行に行かれたという話を聞きました。本当のところはどうなのか、お尋ねいたします。back
 

(4番)イベントの見直し。  →井戸晴彦市長公室長回答へ

 緊急財政宣言が発令されましたが、相変わらずイベントが執行されている現状では、とても危機感など出てくるわけもなく、この際、例外なく全イベントを一時棚上げしてはどうか。
沈没した豪華客船タイタニック号ではありませんが、目の前に再建団体という氷山が迫っています。かじを大きく切らねばなりません。氷山を目の前に、あすのディナーもイベントもありません。見解をお尋ねいたします。
 また、予算の執行を伴うイベントが年間どれだけあるのか、お尋ねいたします。back
 

(5番)不正をただす告発の受け入れについて。  →木下 誠行財政再建緊急対策室長回答へ

 アメリカには、ホイッスルブロ―イングという言葉があります。企業の不正を内部告発するという意味ですが、日本の場合、内部告発による自浄作用がなかなか期待できません。日本の多くのチ―ム、組繊は、「和を以て貴しと為す」こういう行動原理が多くあります。正当な内部告発までもが密告、即、裏切りというとらえ方で見られることがありますが、ここを改めなければなりません。不正をただす告発は、密告ではなく社会正義だという認識が共有されなければなりません。
 搬入ごみ問題で、さきに開かれた全員協議会でも内部告発云々といった話がありました。この件については、本来、行政の組織運営の中で解決がなされるべきものであって、また、透明かつ公正なシステムで問題を処理していくことが必要だと思います。
枚方市には職員提案の制度があると聞いていますが、先ほど指摘した内容との関連でいえば、この制度の有効な活用といったことも大きな意義を持つと思います。そこで、この職員提案制度の目的と運用状況について、お尋ねします。    back
 

(6番)市税特別徴収班について。  →萩原秀紀財務部長回答へ

 年末になりますと、市長を初め理事、管理職の方々100名以上の人員で、滞納している税の徴収に当たられますが、御苦労のことと思います。『広報ひらかた』971号にもこの件についての記事が載っておりました。この不景気の中では大変なことと思います。また、徴収については、さまざまな知識、経験も必要ではないかと思うわけですが、そこで思い切って税徴収推進担当のような部署を設置し、専門職としての人材育成を図られるお考えはないでしょうか、お尋ねします。    back
 

(7番)情報公開について。  →中島輝治総務部長回答へ

 明治維新、戦後改革に続く激変の現在で、キーとなるのは情報公開です。枚方市におきましても、昨年、情報公開条例が施行されました。しかし、本来の情報公開は、単に条例により公開しますよという姿勢だけではなく、行政と市民との情報共有に向けなければなりません。これは文書の開示にとどまらず、行政の能力、実態、そして何が担えて何ができないかまでも共有することです。これにより初めて市民の行政に対する関心、地域に対する参加が促進され、行政、市民、地域のネットワークが構築できます。
 例えば、私がごみの問題を調べるとき、環境対策部及び各課、東部整備部、都市整備部など多くの部署から資料を集めなければなりません。議員の私ですらそのような状態の中で、普通の市民が詳しく調べることは時間的に不可能に近い。各部、各課を超えた情報検索システムがあればわずか数分で済むことが、イントラネットの構築が不十分なために担当の人の記憶に頼ることになってしまっております。
 現在、イントラネットはどの程度進んでいるのか。今後の展開についてもあわせてお尋ねいたします。
 また、情報公開条例施行後の今後の姿勢についてもお尋ねいたします。back
 

(8番)ジュネーブ条約第一議定書について。  →井戸晴彦市長公室長回答へ

 ジュネ-ブ条約といいますと、地方自治とどこが関係があるのかとお思いになるかもわかりません。今、枚方市は6つの都市宣言を行っています。その中の一つに、非核平和都市宣言があります。これは何の効力もない単なる宣言にしかすぎませんが、ジュネーブ条約第一追加議定書、正式には、国際的武力紛争の犠牲者の保護に関する議定書の中にある第5章特別の保護を受ける地域及び地帯の中に、自治体が無防備地域を宣言することによって、国際法によりその地域自治体が保護を受けることができます無防備地域宣言は単なる宣言よりよほど市民の生命、財産が保護できると思われますが、見解をお尋ねします。
 また、今後、市として前向きに検討していくお考えがあるのかも重ねてお尋ねいたします。    back
 

(9番)労働協約について、お尋ねします。  →中島輝治総務部長回答へ

 枚方市では、事前協議に関する協約または覚書があるとお聞きしておりますが、どのような内容でしょうか。
 その協約は、行政執行をする上で支障がないか。また、事前協議により了解点に達しなければ行政執行することができないのか。労働協約と市の条例、議員の立法権がリンクした場合、どちらが上位なのか、お尋ねしたい。
 そして、労使関係の上で大変重要と思われる労働協約は、情報公開の対象として認識していただいているのか、お尋ねしたい。   back

労働協約全文へ
 

(10番)塩漬け土地の問題について。  →萩原秀紀財務部長回答へ

 市長が財政緊急事態宣言されて3カ月がたちました。今回、塩漬け土地の問題について、通告をしました。ヒアリングの段階で、各担当部署の抱えている未利用地の総合リストさえなく把握もされていない。また、財政再建、行政改革が何度も叫ばれているにもかかわらず、いまだ一元管理もされてない事実に驚愕いたしました。これでは質問のしようもなく、以下要望にとどめます。
 12月15日付『広報ひらかた』に、財政再建策の取り組みとして、市有財産の処分、貸し付けが掲載されております。平成12年度4億円、平成13年度4億円、合計8億円という数字が挙がっております。8億円という数字がどこから出てくるのか。なぜ8億円なのか。
 担当部署は、行財政再建緊急対策室ですね、一元リストもない状況の中で、公有地を処分または再利用する優先順位さえ審議できないわけです。平成12年といえば大方の予算が組まれているはずです。このような場当たり的な数字合わせで本当に134億もの収支が改善されるのでしょうか。
 赤字再建団体回避は、市長の政治家としての生命線です。そして、その手法として、人件費の削減、事務事業の精査もありますが、まず塩漬け土地と言われている利用計画のない、利息だけが膨らみ、財政をむしばむ公有地の処分または再利用ではないかと私は考えます。そのために、行財政再建緊急対策室が市長の直接指揮のもと、資産一元管理を行い、土地の処分、有効利用を判断、実行して、スピーディーに問題解決を図られるよう強く要望いたします。   back

〔三木静夫議長退席、中村巧副議長着席〕

(11番)教育について。
→榊原啓雄教育委員会事務局学校教育部長回答へ
→木村克弘教育委員会事務局社会教育部長回答へ

 ある月刊誌の11月号において、本市の中学校教諭が、「教育を崩壊させた懲りない面々」という対談をされ、その中で次のようなことを言っておられます。ある特定の運動団体にかわいがられた先生たちが教頭になり、校長になり、教育委員会の幹部になるとか、以前、教職員組合のストライキ時には、校門と玄関に赤旗が揚がっていた。今も職員室に張ってあります、などですが、これは事実でしょうか。
 また、次に、今月8日の読売新聞の報道によりますと、兵庫県西宮市教委に対して、内申書の全面開示を命じた大阪高裁の判決が確定したとあります。本市の進路指導における情報提供の現状について、お聞かせください。
 3番目に、枚方テーゼについて、お尋ねします。
ひらかた市政概要(平成11年度版)、社会教育の項のトップに枚方テ―ゼが載っています。簡単に数行触れられているだけですが、本市社会教育の基本に据えられております。昭和38年の文書には、いわゆる社会教育とは何かについて、6項目記載されておりますが、これが枚方テ―ゼと言われているものです。6項目の内容の中には、既に時代にそぐわない面もあるかと思いますが、本市の社会教育事業との整合性をお尋ねします。
また、社会教育の今後のあるべき姿をお示しください。    back
 

(12番)追悼式について。  →中島輝治総務部長回答へ

 去る10月13日に執り行われた追悼式について、お尋ねします。
 式典では、戦争で亡くなられた方々及び本市のために殉職された方々のみたまを敬うためとあります。私自身、殉職された方々への追悼の念につきましては、深く感じておりますが、行政が戦没者と殉職者を同等にとらえ、同時に行う理由について、お尋ねします。
 御遺族の方々も高齢化され、年々参加者が減少していると聞いております。市民会館大ホ―ルの会場も含め、今後、開催方法を検討すべきではと考えますが、いかがでしょうか。また、同日、追悼式に参加していない議員にもお供物が配られておりましたが、私の会派では、財政緊急事態時でもあり、お返しさせていただきました。今後、議員には、お供物や粗品などの心配りは当分の間不要と思いますが、お尋ねいたします。back
 

(13番)破防法適用を検討された宗教団体について。  →伊丹 勝市民生活部長回答へ

 一度破防法適用を検討された宗教団体が各地で問題となっていることは、皆様方も御存じのことと思います。先日、一市民より不可解な不動産取得があり、某団体との関連があるかもしれないとの通報を受けました。調べましたものの当該団体との確証は得られておりませんが、当市において某団体での活動が確認され、住民とのトラブルが想定される場合、当市としてどのような対応をとられるのか、警察との連携も含めてお尋ねしたい。         back
 

(14番)ディ―ゼルエンジン車について。  →大山正勝環境対策部長回答へ

 東京都は、8月27日、ディーゼル車NO作戦を実施しました。都の5つの提案として、1、都内ではディーゼル車に乗らない、買わない、売らない。2、小型貨物車などの代替可能な業務用車は、ガソリン車への買い替えを義務付ける。3、排ガス浄化装置の開発と装着の義務化。4、軽油優遇税制の是正。5、排ガスに関する国の新規制をクリアする車の供給促進を打ち出しました。このことについての見解をお尋ねします。
 また、発がん性や呼吸器障害、花粉症などアレルギー疾患との関連が疑われる大気中の浮遊微粒子状物質、いわゆるSPMもディーゼル車が主要な排出源になっています。現在、庁内では183台のディ―ゼル車を使用しています。これは全車両442台の41%に当たりますが、今後、どのようにされるのか、お尋ねします。back
 

(15番)Y2K問題について。
→中島輝治総務部長回答へ
西川肇市民病院事務局長回答へ
→高田 靖水道局長回答へ

 最後に、Y2K、いわゆるコンピューター西暦2000年問題について、お尋ねします。
 西暦2000年まであと2週間余り、最も危険と言われている1月1日がいよいよ差し迫ってきました。この問題については、官民挙げて取り組みが行われ、今日ではライフラインが同時多発的に停止することはないと言われています。しかし、人類が初めて遭遇する災害であり、専門家の間でも障害の程度、範囲について、正確に予測することは不可能と言われています。
市民の生命、生活を守るのは、地方自治体に課せられた使命であり公務員の責務であります。そのためには、万が一に備える危機管理が極めて重要となってきます。こうした観点を踏まえ、停電や通信の途絶に対する本市の危機管理体制、またライフラインである水道,さらには直接生命を守る市民病院の対応について、お尋ねします。
 なお、市民病院につきましては、対策済みコンピューター同士が起こすトラブルについてもお尋ねします。    back

 以上、1回目の質問とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
 


○井戸晴彦市長公室長

 市長公室にいただきました数点の質問に順次お答えいたします。
 まず、お尋ねの韓国への出張についてでありますが、韓国へ訪問いたしましたのは、11月15日から18日までの3泊4日の日程で訪問をいたしております。
 今回の出張は、市民交流を基盤とする友好交流促進のための協議を目的としたものであり、本市の歴史的遺産との関係が深く、これまで市民レベルの交流が行われてきた王仁博士の生誕地である霊岩郡、また、百済王朝最後の首都であった扶余郡の各郡守を表敬してまいりました。さらに、本年9月5日には、韓国首相の金鐘泌氏(キム・ジョンピル)が伝王仁墓の墓参のため本市を訪問されましたので、これの答礼も兼ねて訪問したものでございます。
→質問3へ戻る

 次に、イベントの見直しについて、お答えします。
本市では、健康福祉フェスティバルやエコフェアなど福祉や環境問題などについて、市民とともに考えたり、市民劇場など身近な文化、芸術に触れていただくもの、また、枚方まつりなど郷土への愛着を深めていただけるものへの支援を行うなど、それぞれ目的を持って事業展開を行っています。
 現在、予算書で名前の上がっているもので、年間約20から30程度ありますけれども、財政状況が厳しい折から、経常経費の見直しの中で、数年来、経費の抑制を行っております。今後も事業の整理、統合を検討するとともに、事業費の精査を行い、効率的な運営を図りつつ、21世紀の枚方の町の魅力を高めたり、郷土枚方への愛着を深めるなど、生涯学習のまちづくりにつながるよう、意義のある事業に取り組んでいきたいと考えています。
→質問4へ戻る

 次に、8.のジュネーブ条約第一議定書についてでございます。
本市の非核平和都市宣言は、議員御指摘のとおり、法的効力を持つものではないと認識はいたしております。
 ジュネーブ条約第一追加議定書に言う紛争当事国の適当な当局に地方自治体も含まれるという説もありますけれども、我が国は、ジュネーブ条約第一追加議定書を批准しておらず、地方自治体が無防備地域としての条件を満たすことは現実的に困難性がありますので、無防備地域宣言を行うのは容易ではないと考えています。しかしながら、本市は、これまでさまざまな平和事業を進める中で、市民の非核平和への意識の高揚と定着のために大きな役割を果たしてきたものと思っています。
 今後もこのような考え方に立ちまして、国の動向を注視しながら、御指摘の件も含めて、市独自の平和への取り組みとして研究してまいりますので、よろしくお願いを申し上げます。
→質問8へ戻る


○木下 誠行財政再建緊急対策室長
 不正をただす告発の受け入れに関しまして、本市の職員提案制度につきまして、お尋ねがありましたので、お答えいたします。
 職員提案制度は、日常的な仕事の改善、効率化を目的とした改善提案と実績報告があります。また、本市の施策につきましても、個人提言を受け入れる施策提言制度も設けております。平成10年度には、全体で16件の提案を受けまして、そのうち8件の施策提言につきましては、ことしの4月に、市長が直接提案者から説明を受ける発表会も開催してまいりました。
 そのほかに、職員が直接市長に意見を伝える方策としまして、市長あて親展の提言を受けることも提案箱を利用して行っております。
 今回の問題に関しまして考えてみますと、まずは行政の内部できちっと把握をし、透明、公正にかつ未然に解決できることが重要でありますので、そうした行政運営の体質を育てると。こういう観点から職員提案制度の活用も図ってまいりたいと、このように考えておりますので、よろしくお願いいたします。
→質問5へ戻る


○萩原秀紀財務部長
 高橋議員からいただきました御質問でございますけれども、まず、市税特別徴収班についてでございます。
 市政運営の恨幹となります財源の市税の徴収環境は、景気の低迷により非常に厳しい状況にございます。滞納税額は増加の一途をたどっており、本市財政に大きな影響を与えておるところでございます。
 この滞納額の縮減に当たりましては、公平な税負担の原則に立ち、現年度分徴収を基本に、迅速、効果的な徴税努力をなお一層重ね、滞納発生の未然防止に努めてまいりたいと考えております。
 一方、歴年滞納者や高額滞納者との納税交渉を厳正、的確に行うため、特別徴収体制の強化を図る方策として、さまざまなノウハウが必要でございます。国税局OBなどの経験豊かな人などの協力を得るなどして、滞納額の縮減に向け取り組んでまいりたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。
→質問6へ戻る

 10番目の御質問は要望ということでございましたが、慎重の余りリストをお示しできなかったと考えております。
 遊休地の活用につきましては、せんだって、庁内検討委員会で方向付けの内部協議を行ったところでございます。これを、例えば、売却リストとして直ちにお配りするのは、やはり少し慎重にしなければならないと、こういう具合に考えておるところでございます。
目的外の利用をしている土地、これにつきましては、これまでからリストとしてお示ししておりますので、御理解いただきたいと思います。
→質問10へ戻る


○中島輝治総務部長
 総務部にちょうだいいたしました4点の御質問にお答えをいたします。まず、情報公開について、お答えをいたします。
 情報の公開は、市民が行政の在り方を考え、市政に参画する前提条件であり、市民の必要とされる情報を積極的に提供し、市政全般に対する市民の理解と信頼を深めたいと考えております。
 今後、高度情報化を進めるに当たって、情報公開条例の趣旨を積極的に踏まえますととも
に、御指摘いただいた情報検索システムなどについては、情報提供施策の―環として、ホームページなどニューメディアの効率的な活用の中で、本市としてのイントラネットの構築に向けて努力してまいりたいと考えております。
→質問7へ戻る

 次に、労働協約の関係につきましての御質問にお答えを申し上げます。
本市が労働組合と交わしております事前協議に関する協約等は、事務事業等の変更に伴い、職員の勤務条件に変更等が生じる場合においては事前協議を行う、こういったことなどを主な内容といたしております。
 条例等と異なる内容を有する労働協約を締結いたしましたときは、速やかに必要な条例改正を議会に提出しなければならない、こういった義務を負うというふうに認識をいたしているものでございます。議会では、これを審議をいただくと、こういった権能を有しておられるというふうに考えております。
 労働組合におきましても、今日の厳しい行財政環境、また市民生活の厳しさ等に対し、視点が私どもと異なりますものの、考えとしては十分理解をいたしていただいていると、このように考えております。
私どもといたしましては、引き続き早期決着を目指して、各種の課題に関しまして交渉、協議を行い、市政の重要課題の解決に向けて最大限の努力を傾注してまいりたいと、このように考えております。
なお、労働協約等は、本市の情報公開条例に基づく情報公開の対象であると、基本的に認識いたしております。
→質問9へ戻る

 次に、追悼式につきまして、お答えいたします。
 戦没者及び殉職者の追悼式は、昭和44年以前は別々に行われておりましたが、戦争のために犠牲になられた方々、禁野火薬庫の爆発で殉職された方並びに本市のため公務中に災難に遭われた方、これを一同に追悼してはどうか、こういったことから、遺族会、消防団、市との問で調整をいたしまして、昭和44年の追悼式から現在の形で実施をいたしております。今後の追悼式の開催方法や議員の皆様へのお供物等につきましては、遺族会、消防団及び遺族関係者と御相談をさせていただきたいと考えております。
→質問12へ戻る

 次に、Y2K問題、いわゆるコンピューター西暦2000年問題について、お答えをいたします。
本市のコンピューター等においては、既に対応を完了いたしております。
また、電気などのライフラインにつきましても、政府発表を通じまして安全宣言がなされているところでございます。万一に備えまして、本市におきましても、年末年始の危機管理体制をしいております。12月31日午後10時から特別会議室に対策本部を置きまして、待機・監視体制に入り、1月1日午前0時から1時間ごとに定時連絡体制をしき、状況把握に努めてまいります。
万一、午前0時過ぎから市内全域でNTT回線に異常が起こった場合には、市民の緊急連絡手段を確保いたすために、市内48校に職員を派遣いたしまして、防災無線による対応に当たりたいと考えております。
なお、停電などライフラインの異常が続けば、災害対策本部を設置し、その対策に当たってまいりたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。
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○榊原啓雄教育委員会事務局学校教育部長
 学校教育部にいただきました2点の御質問にお答えいたします。
 初めに、月刊雑誌の件でございますが、この対談記事は、全般的に見て、この方の個人の判断で述べられたものでございます。記事の中で、特定の運動団体とのつながりのある教師が、教頭や校長及び教育委員会の幹部になる云々とありますが、事実ではございません。一方、旗につきましては、職員団体がストライキを行った昭和40年代の後半には、学校内の集会場所に分会の旗が掲げられたこともありました。また、現在も旗が張ってあるという点につきましては、調査をしましたところ、一部の学校では、職員室や休養室などにある職員団体掲示板に、入学式、卒業式における国旗、国歌の取り扱いに反対する寄せ書きや団体の活動用のステッカーが張られているところもありました。行き過ぎた内容のものについてはすぐに撤去したり、場所的にふさわしくないものについては移動するよう、その都度、学校に対し指導しておりますので、御理解いただきますようお願いいたします。次に、進路指導における情報提供の現状について、お答えいたします。
 本市の各中学校におきましては、教育問題市民懇談会の提言や情報公開条例及び個人情報保護条例の趣旨を踏まえ、担任と保護者、生徒の三者で行われる進路相談の中などで、内申書に記載している各教科の10段階評定と生徒の学習成果のわかる資料として平均点などを提供してきております。
また、各中学校は、進路相談室などを設置するなどガイダンス機能の充実を図り、多くの生徒や保護者が自由に進路の資料を閲覧したり進路相談ができるよう、校内の進路指導体制の充実に努めております。
 今後、各中学校におきましては、さらに生徒や保護者が主体的に進路選択ができるよう、資料や情報の収集と提供に努めてまいりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。
→質問11へ戻る


○木村克弘教育委員会事務局社会教育部長
 次に、社会教育行政の在り方について、お答えいたします。
 御質問の中にありました枚方テーゼは、昭和38年に当時の社会教育委員会議より答申を受けまして、その内容の一部が、後に、いわゆる枚方テーゼと呼ばれているものでございますが、社会教育の在り方につきましては、その時代の移り変わりとともに常に問われていることでありまして、この時代の変遷に伴う時代状況を踏まえた施策を展開することが行政課題であると考えております。
 今日、市民一人一人が主体的に生涯を通して学ぶという生涯学習時代を迎えておりまして、急速な情報化、国際化、高齢化あるいは余暇の時間の増大といった社会背景の中で、高度化あるいは多様化する市民のニーズを的確に把握し、市民がいつでも、どこでも、だれでもが学べるという、そういった環境状況を醸成していく必要があると考えております。
今後におきましても、このような時代状況を踏まえまして、社会教育施策の取り組みを進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。
→質問11へ戻る


○伊丹 勝市民生活部長
 破防法を適用検討された宗教団体について、お答えをいたします。
 御指摘の団体の活動につきましては、今国会におきまして、いわゆる団体規制法、そして被害者救済法、この2本の法律が制定されました。今月の27日施行されるというふうに聞いております。
 この法律につきまして、法務省の方で一定の見解がなされているようでございまして、この法律につきましては、住居の不可侵や結社の自由を脅かす危険性をあわせ持っていると。したがいまして、運用によっては憲法上の疑義が生じる場合があると、このような法務省の見解も出されておりますので、住民とのトラブルについて、市として対応する場合には慎重に当たらねばならない、こういう難しい面があると考えております。
しかし、市民生活への支障や混乱、危険、こういったことがあるような場合につきましては、庁内で関係部署と協議をし、また、警察も含めました関係機関との連携も検討しなければならないと、このように考えておりますので、よろしくお願いいたします。
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○大山正勝環境対策部長
 環境対策部にいただきましたディーゼルエンジン車について、お答えいたします。
 ただいま議員からお示しのありました東京都におけるディーゼル車NO作戦につきましては、既に承知いたしております。これは、ディーゼルエンジン車から排出される黒煙に含まれる粒子状物質などの抑制策として実施されたものと認識をいたしております。
 ディーゼル排ガスに対する本市の取り組みといたしましては、今後、国に対しまして、あらゆる機会をとらえて改善の申し入れを行っていく考えでございます。
 また、庁内のディーゼル車につきましては、現行の排ガス規制をクリアをいたしておりますけれども、低公害車への転換につきましては、天然ガス車導入も含めまして積極的に取り組んでまいりたいと、こういうふうに考えておりますので、よろしく御理解賜りますようにお願い申し上げます。
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○西川肇市民病院事務局長
 続きまして、市民病院におけるコンピューター西暦2000年問題の対応について、お答えをいたします。
 市民病院におきましても、患者さんの生命にかかわる重大な問題であると認識をいたしまして、コンピューター及びマイコンを搭載いたしております一般設備や医療機器等につきまして、事前に各メーカーに対し安全性の確認を行い、また、必要に応じ機器等の修正を行ってまいりました。
 しかしながら、万が一の事態に備えるために、厚生省の定める危機管理計画策定指針に基づき、本院としても独自の危機管理計画を策定してまいりました。特に12月31日には、午後9時より通常の勤務体制に加えまして、必要な人員の待機あるいは監視体制をとりまして不測の事態に対応してまいります。
 御質問の停電が発生した場合ですが、自家発電設備が作動し、医療器械を使用する電源確保には支障がないものと考えております。
 また、対応済みのコンピューター同士のトラブルについて、お尋ねでございますが、本院におきましては、医療機器を競合して使用することはございませんので、支障がないものと考えております。
 加えまして、午前0時を挟む医療機器の使用を一定制限するとともに、重症患者の監視などに使用するに当たっては、医師または看護婦が立ち会うなど、患者さんの安全確保に万全を期してまいりたいと考えておりますので、御理解いただきますようよろしくお願い申し上げます。
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 ○高田 靖水道局長
 水道局の2000年問題の対応について、お答えいたします。
 水道局では、市民のライフラインを支えることから、既にコンピューターについて点検を終えており、不具合が生じることはないと考えておりますが、念のため、年末から年始にかけての水処理は、コンピューターの制御によらず、職員を配備して手動運転により行いますので、万一コンピューターの不具合が生じても、送水停止につながるような事態はならないと考えております。既に、水道局におけるY2K問題対策本部を設置して、手動運転による訓練を2回実施し、操作手順や安全性について確認を済ませるなど万全を期しているところでございます。
また、浄水処理には大量の電気が必要ですが、電力会社とも十分協議をし、不測の事態に備えて、1月1日の午前0時までに、市内の各配水池に可能な限り水をためておき、停電になってもすぐに給水が停止することのないように努めます。
 そのほか、外部要因により送水不能状態が継続する場合は、職員が自動的に参集する体制をとりまして、浄水処理が長時間再開できないような状態が生じたときは、府営水を受水している春日受水場あるいは香里受水場を拠点として、給水車や給水袋などによる応急給水活動を開始するとともに、必要に応じて市の対策本部の応援を求めるなど万全の体制で臨みます。よろしくお願いいたします。
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○中司宏市長
 高橋議員の御質問にお答えをいたします。
 10数社の顧問をしているとうわさされているとのことですが、私の報酬につきましては、政治倫理の確立のための枚方市長の資産等の公開に関する条例に基づいて、毎年資産報告をしているとおりであります。
 報酬内容としては、枚方市及び管理者となっております枚方寝屋川消防組合など―部事務組合からの規程に基づくものがすべてであり、民間企業から報酬を受けているものは一切ありません。
 ただし、資産報告書の書式上、関連会社等という項目にただいま申しました報酬を受けている六、七カ所の一部事務組合等公的機関の件数などを関連会社等として記載するようになっていることから、このことが民間会社からの報酬と一般に誤解されたり、混同されたりしているのではないかというふうに考えています。
 いずれにいたしましても、民間企業の顧問は一切しておりません。
また、市長に就任する以前に、過去にさかのぼっての質問ですが、いずれの時期も会社の顧問はいたしておりませんので、御理解くださいますようお願いいたします。
次に、自宅のことでありますが、以前にも自宅のことで質問を受けたことがありますので、プライべートな部分についてもかなり注目されていると受け止めておりまして、これまでから公私をきちんと区別をして誤解を受けることのないように対処をしてきましたし、条例にのっとってきちんと資産公開も行ってきたところであります。
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 御質問の件につきましては、自己資金と金融機関による住宅ロ―ンの借り入れによって取得したものでありまして、借り入れに伴う抵当権も設定しております。市長報酬の中から月々の返済を行っておりますが、こうした私の資産状況につきましては、定められたとおり次の資産公開の中で明らかにしてまいります。
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○高橋伸介議員(2回目の質問)は、すべて要望のみとさせていただきます。
 今までの答弁をお聞きして、喜べる答弁をいただくことは、宝くじを当てるよりも難しいということがわかりました。答弁の中には、望外の喜びを感じる答弁もあれば失望を感じる答弁もあり、それぞれ担当の個性が出ていたように思います。
 そこで、まず、1番、2番、3番の市長に関します質問につきましては、率直な御答弁をいただきましてありがとうございました。これで私も樟葉駅前での市民報告で、市民からこのことについて質問をいただきましても、はっきりとお答えすることができます。
 4番のイベントの見直しにつきましては、この答弁は全くの失望です。今回、失望した答弁の中では、ピカ一がこの4番。
 この答弁のどこが失望ピカ一かと申しますと、実は、多くの納税者、サラリーマン層は、公民館、テニスコート、体育館、市民ホールに行ったことも使ったこともない市民が大半です。そういう市民に必要なのは、その日のうちに骨揚げができる並の火葬場または斎場、大雨でも下水が噴き出すことのない下水道、穴ぼこのない道路、安心できる歩道、不安なくごみが出せる清掃工場、防災施設の整った公園などです。いわゆる都市基盤が整っていることであり、トップクラスの人件費でもなければイベントでもありません。市民ニーズを完全に見誤っておられます。
 この企画は、市長の側近でありながら、市長が改革、変化しなければならないと叫ばれているとき、この答弁のように足元が何も変わっていない。まるで大本営のようだと言われても仕方がないのではないかと、このように思います。この企画の方向性は、大分以前からあるようですけれども、これ管理職の責任と言うよりも体質と言った方がいいのかもしれません。市長の改革の熱い思いが市民に全く伝わっていませんよ、市長。
 企画の方向性の見直しを強く求め、今回は要望しておきます。
 

 8番のジュネーブ条約につきましては、前向きな答弁をいただきました。
 先進市としてイメージアップも図れ、かつお金もかかりません。どうか研究から検討へステップアップしていただきますよう要望しておきます。
 

 9番の労働協約につきましては、大変明快な答弁をいただきました。正直に申しまして驚いております。
 これは、多くの方々に手助けをいただきながら作成した議員の手による給与条例改正案です。参考までに市長にお渡ししておきます。(中司市長に資料を渡す)正式には、枚方市報酬及び費用弁償条例等の一部を改正する条例です。作成日は本年12月6日です。内容は、市長が提案されるであろう改正案と同じものです。事情によりこの議員による案は幻の改正案となりましたが、これが先に議決されればどのようなことになっていたでしょう。議会が独自に給与、報酬を決定したということであり、事前協議ではないということです。
 労働協約による事前協議は法的に合法でも、役所のユーザーである市民には全く理解されておりません。年末交渉にしましても、当局対組合という構図で一見鋭く対立しているように見えますが、市民からは甘く、なれ合いとしか映りません。2日徹夜と聞きますと大変な交渉をされたかのように見えますが、実態は、わずか一時金0.3カ月ダウン、それも本給は4月にさかのぼって0.28%アップ、公公による利権談合と市民から言われても仕方がない状況です。
今後は、議会、市民の目を意識した対応をしていただきますよう強く要望をしておきます。そして、労使交渉は、民間と違って税金の分配に関することですから、難しい事情もおありでしょうが、市民公開していただきますよう重ねて要望いたします。
 

 最後に、15番、Y2K問題について。
コンピューター西暦2000年問題について、それぞれ御答弁いただきありがとうございます。また、年末年始、特に大みそかから元旦にかけて、多くの職員の方が徹夜体制で臨まれることに敬意を表します。
 コンピューター西暦2000年問題は、本市の危機管理に対する試金石となっています。
本市は多くの課題を抱えていますが、今、最大の課題は、目前に迫った2000年問題であります。地方自治体の本分は市民の安全、生活の安定を担うことであり、決して事態を楽観視することなく万全の体制で臨まれるよう期待し、要望といたします。
これで、私の質問、要望は終わらせていただきます。ありがとうございました。


○中村 巧副議長 これにて高橋伸介議員の質問を終結します。



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